資料館展覧会「開館50周年記念 表装の美」
表具は「表装」とも呼ばれ、主に掛軸を仕立てることを指しますが、ほかに巻物、襖なども含まれます。掛軸は、「本紙」と呼ばれる絵画や書跡などを鑑賞できるように、紙や布を用いて仕立てることで、これら一連の作業は「表具師」と呼ばれる職人の手によって成立します。
表具の歴史は古く、仏教の伝来とともに布教などに用いられたことから始まりました。やがて日本独自の文化である床の間の出現や、茶の湯の発展とともに使われる裂(きれ)も表具用に織られたものへと変化し、明治、大正期には最盛期を迎えました。
本展は、このように絵画や書跡を美しく飾り、保管にも便利な表装を、さまざまな作品とともに展観してみようとするものです。東京、京都画壇を中心として、香川県や丸亀ゆかりの作家の作品をあわせ、それぞれの書画にふさわしく仕立てられた掛軸や額装の数々をご紹介します。

1.会 期 令和5年1月14日(土)~2月19日(日) 32日間
午前9時30分~午後4時30分
2.会 場 丸亀市立資料館1階企画展示室および2階常設展示室
3.主 催 丸亀市立資料館
4.休館日 月曜日
5.入場料 無料
6.関連行事 ギャラリートーク
内 容 絵画コレクターでもある日本画家の視点から、本展の表具や作品の見どころ
を解説します。
日 時 令和5年1月22日(日)、2月12日(日)
午後1時30分から 30分程度
会 場 1階企画展示室
7.連絡先 丸亀市立資料館
電話 (0877)22‐5366
shiryokan@city.marugame.kagawa.jp